腎臓は、心臓とともに、命の源。
血液の浄化を一手に引き受けるろ過装置です。
体中の毒素、老廃物、塩分などを濾して、綺麗になった水を体中に戻し、汚れは排泄します。
腎臓が弱ると、毒素や老廃物がからだに溜まり、病の原因になってしまいます。
白髪や高血圧の原因ともいわれています。
腎臓からのメッセージ
過去の出来事にとらわれ過ぎて、今のことを忘れがちだよね。
いつまでも大事に抱えてる悲しみ、憤り、後悔なんかをいい加減手放そうよ。
からだが疲れているのに、無理しないといけないの?
未来は今の想像で決まるよ。悪い方ばかりに目が行って、どうしようと悩むのは無駄なことだよ。
責任とかプレッシャーに怯えて、立ちすくんでるのかな?
諦めないで!! まだ生きれる!!!
考え方、意識の持ち方を変えようよ。
など
キーワード「完璧主義」「潔癖」
腎臓自体は、常にしくじらないように緊張を保ち、完璧に仕事をこなす仕分け屋さんです。
それは、一度の取り違え、間違いで身体に大変なダメージを与えることを知っているからです。
完璧主義の過緊張
自分自身を完璧なまでに追い込み、常に緊張感で一杯な意識状態でいたら、更なる過緊張を生んでしまい、そもそも完璧な腎臓は疲弊してしまいます。
何でも自分の思い通りにいかないと気が済まない。
とにかく失敗することが嫌いで、常に完璧を装っている。
万が一、失敗しようものなら、自分を責めて追い込んでしまう。
潔癖なまでにいつもと違うことが許せない。
人にも自分にも厳しいと言われたことがある。
しつけが厳しい家庭や家系で育ったと思う。
などの方は、腎臓が疲弊しているかもしれません。
対策としては、ムチばかり打たないで、たまにはアメを与えることです。
そして、何より日頃から腎臓のケアを意識することが大事です。
腎臓を労わり、強くしよう!!
①十分な睡眠をとろう
とにかく睡眠は大事。
寝る時間も10~12時には睡眠体制になるようにしていきましょう。
からだがしっかり休む時間をとることで、免疫活性や回復力が格段に違います。
②適度な運動を心がけよう
じんわりと汗をかく程度の有酸素運動。
散歩なら1時間程度、ジョギングなら15程度が良いでしょう。
③簡単なストレッチ運動をしよう
座っている体制から足を延ばして、前屈する。
時々屈伸したり、腰を伸ばしたりする。
④適度に休息をとろう
あ~疲れたと思ったら、少し休憩するようにしましょう。
からだに緩急をつけてあげるよう心がけます。
⑤塩分を控えめにしよう
とくに高血圧の方は塩分控えめがいいと言われています。
高齢になればなるほど、塩分濃度には注意が必要です。
⑥からだを冷やさないようにしよう
とにかく冷えは大敵。
腰回り、足のふくらはぎはとくに冷やさないように。
腹巻、レッグウオーマーで温めることを忘れずに。
⑦ツボ押し、耳揉みをしよう
東洋医学では耳を腎臓の代弁者とする考え方もあります。ゆっくり柔らかく耳全体を揉み解します。
また、足裏の湧泉というツボを押しても効果はあります。
⑧手を当てて、感謝しよう
なんでもそうですが、感謝と畏敬の念は活性化のもとです。手を当てて、いつもありがとうと労いましょう。
⑨黒いものを食べよう
海苔、ヒジキ、木耳、黒ゴマなど黒いものは腎の力になると漢方では教えています。
腎臓は体内浄化とデトックスで元気になる!!
腎臓は、体液のろ過装置。水道に対する浄水器のような役割も担っています。
浄水器はフィルターを交換すれば美味しい綺麗なお水になりますが、腎臓はそうはいきません。
長年溜めてしまった汚れや毒を少しずつ体外に排泄していかねばなりません。
機能が低下しすぎると、水分をろ過できなくなり、透析が必要になったりします。
そうなる前に、意識して、体内浄化とデトックスをしましょう。
元気の源は腎臓
近代の人々は、豊かになりました。
流通網が発達したおかげで、何でも手に入る時代になりました。
モノも量産化できるようになりました。
その反面、自然でないものを沢山作ってしまっています。
ほんの微量なら体内に入ったところで何でもないのでしょうが、それがチリも積もって山になったらどうでしょう。
知らず知らずのうちに、体内に溜め込んでしまって、それが毒になっている場合もあるのです。
化学合成した調味料、甘味料、香料、添加物などは、皮膚からも、呼吸からも、食べ物からも、体内に入ってきます。
ギリギリまで放置しておけば、気が付けばからだは毒だらけ。
しっかりデトックスして、体内浄化を意識していれば、代謝もよくなり、元気を取り戻すのです。
その元気の源は腎臓なのです。
最高のデトックスは、なんといっても「水」
1日2ℓ。
しっかり浄化され、活水された水を飲むといいとされています。
お腹を冷やさないように、白湯にして飲むとなおよしです。
沢山、おしっこや汗を出して、毒の排泄を促しましょう。